ASL(アメリカ手話)の指文字を用いて「I」「L」「Y」を組み合わせたものです。
記念写真を撮る時、たいていのろう者が使うポーズサインです。
アイ・ラブ・ユーは「私はあなたを愛している」という意味になりますが、そのサインは例えば
「ろう者である私を誇り(愛している)に思っている」とか「私は手話を愛している(聴者も)」などもあれば、
「また会いましょう」ということも使われています。
最近では聴者が一般的に使われたり、ガッツポーズなどでも使われるのがスポーツ界の最近の風潮です。
自動車レースの最高峰 Formula 1(F1) 第6戦 カナダGP(2007)で、97年のイギリスGP以来、10年ぶりに
表彰台に立ったアレクサンダー・ブルツはマシンを降りてからは常に"I love you"の手話
夏の甲子園大会に初出場し、開幕戦で善戦した白樺学園高(北海道の十勝管内芽室町)のナインが、試合中、
手話でチームの結束を確認していた。
フィギュアのGPファイナル(2009´)で、高橋大輔選手がショートプログラム(SP)でほぼ完ぺきな演技で、
世界歴代2位89.95点をマークして首位に立った。演技終了後、ファンの声援にアイ・ラブ・ユーのサインで
答えた。